Sustainabilityサスティナビリティ

SDGsへの取組み

Our Commitment to SDGs

私たち三菱鉱石輸送は、地球市民の一員として、国際海上輸送を通じて、社会課題の解決、持続可能な社会の発展に貢献します。

SDGs(Sustainable Development Goals)は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsはユニバーサル(普遍的)なものであり、当社としても積極的に取り組んでいます。

私たちの事業活動とSDGs

私たちの事業である船舶による国際海上輸送は、世界の全貿易の9割を占めると言われ、豊かな社会の発展にとって不可欠な国際サプライチェーンを支える重要な機能を担っています。また、大型ばら積み船※1による輸送は、航空機輸送やトラック輸送と比べて、輸送量あたりの二酸化炭素(CO2)排出が少なく、国連が提唱する持続可能な開発目標SDGsの達成にとっても重要な社会インフラと言えます。

一方で、国際海上輸送中に排出されるCO2総量は、一国の排出量に匹敵する規模であり、その削減に向けて、私たちに課せられた責任は大きなものであることを深く認識いたします。

<事業活動を通じて、SDGsに貢献>

私たちは、安全航海・環境負荷の低い輸送を目指して、日々取り組んでいます。これら事業活動のブラッシュアップは、海難事故に伴う海洋汚染の防止や、船舶修繕に伴う消費燃料の削減など、地球環境の保全に直結するものです。また、日々の活動に加え、中長期的には環境性能の高い船舶への入替えを行うなど、本来の事業活動を通じてSDGsに貢献して参ります。

<SDGsへの取組スタンス>

世界で運航される商船 数万隻のうち、私たちのフリート(船隊)は、0.1%にも満たない規模です。当社が単独で与えるインパクトは小さなものかも知れませんが、地球市民の一員として高い志を掲げ、環境保全をはじめ持続可能な社会の実現に向けた努力を続けていくこと、価値観を共有するパートナーと共に歩み続けること、そのような一歩一歩の積み重ねに意味があると信じて取り組んでいます。

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※1 ばら積み船とは、鉄鉱石などの資源や、穀物などの大量輸送に適した貨物艙を持つ船舶を指します。
 当社の保有するばら積み船の場合、7~20万トン程の貨物を一度に運ぶことが出来ます。

マテリアリティ(重要課題)

私たちの事業活動である、『国際海上輸送を通じて、社会課題の解決、持続可能な社会の実現に貢献すること』を念頭に、当社における各取組とSDGsの関連性、それぞれの重要度を検討し、以下のマテリアリティ(重要課題)を設定いたしました。また、これらの課題に対処するための基盤として、コンプライアンス・企業倫理を重視し、ガバナンス強化についても併行して取り組んで参ります。

マテリアリティ(重要課題)

事業活動上の取組事例

関連SDGs

Ⅰ. 安全運航の追求

安全航海の追求により、重大な海難事故を未然に防ぐことで、人命を守るとともに、油流出による海洋汚染ゼロ、船舶の不稼働に伴うアイドリング中・修繕中に発生する温暖化ガスの削減を目指します。

  • 船員教育の充実および船員エンゲージメント向上策
  • 船体コンディションの維持・向上策
  • IT通信技術の活用
  • 安全管理システムの運用

Ⅱ. 海上輸送に伴う環境負荷の低減

脱炭素時代に適した船舶への入替を進めると共に、既存船の運用においても各種環境技術により船舶からのGHG排出量の削減、その他環境負荷の低減に取り組みます。

  • 低環境負荷船への順次入替
  • 既存船の燃節・最適運航
  • 低摩擦塗料、船体への省エネ付加設備の導入
  • バラスト水処理装置の計画的な設置・運用
  • シップリサイクル条約対応による船舶の解撤時の安全性ならびに環境汚染防止

Ⅲ. 平等で生産的且つ働きがいのある就業環境の実現

国籍・性別・年齢等に拘わらず、平等で労働生産性が高く、働きがいのある就業環境を目指します。

  • 働き方改革(多様性)の推進、人事評価制度・目標管理制度の継続的な運用改善

SDGsの推進体制

マテリアリティへの取組を継続的に実行するため、PDCAサイクルの推進を経営企画室が担当し、その進捗状況については経営委員会へ定期的に報告されています。また、右図の組織体制を通じて、SDGs取組と経営計画の戦略的な整合性を取っています。

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